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宮崎に住む宮国(淳)と申します。木工作家です。漆仕上げのスプーン・フォーク、その他小物を制作しています。

元・林学研究者。農林業にそれほど詳しくない農学博士・・・ もともとがアウトドアさえ苦手なのに林学分野に来てしまって・・・長い現地調査は辛かったです。でもいろいろな方にお世話になり、たくさんのことを学ばせていただきました。

林学はいわゆる「実学」で、社会調査をすれば文化人類学の人たちからいろいろ言われるし、森林の調査に関してはやはり生態学・生物学から学ばなければならないという、非常に中途半端な立場です。

文化人類学や社会学にはいつも違和感を抱いていました。知識量というか教養は豊富だし(少なくとも私よりは)、何だかよくわからない概念がたくさん出てくる・・・でも、なぜか納得できない。「本当にそうなのか?」あるいは「それはそうかもしれないが、他に重要な要因があるのでは・・・?」という感覚が常についてまわるのです。

一方、生態学や生物学の人たちが社会の分析をすることも多くなってきている気がしますが、そのときしばしば見受けられるのが「自然主義の誤謬」です。なんでもかんでも遺伝子に集約する研究者も多いし、やはり違和感を常に感じていました。

なんだかもやもやした気持ちをすっきりさせてくれたのが、『現象学入門』(竹田青嗣著、NHKブックス)と『言語的思考へ 脱構築と現象学』(竹田青嗣著、径書房)でした。学問の客観性とは何か、自分自身で考えるきっかけをいただきました。

しかし、現象学に関連する文献を読んでいるうち、現象学そのものにも問題があるのではないか、と思い始めました。そして、それらの問題点をクリヤしていくうちに、様々な哲学的難問を解決していく手がかりが見えてきました。

  (注)このページの文章は、あくまで私が構築した「ストーリー」であり、学問的な客観性を持つ内容ではありません。言うまでもないけど一応念のため。

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